桜科祭2025 留学生学友会 活動報告
2日間にわたる桜科祭2025が無事に終了いたしました。
留学生学友会会長として、準備から当日運営、そして舞台や展示の裏方まで力を尽くしてくれたすべてのメンバー、そしてご支援くださった先生方に、心より感謝申し上げます。
今年の桜科祭は、留学生学友会設立以来、最大規模で最も協力体制の整った企画となりました。展示教室の装飾や文化体験、舞台発表、来場者との交流など、どの場面においても、メンバー一人ひとりが情熱と責任感をもって取り組み、留学生ならではの団結力と創造力を発揮してくれました。
◆ 準備日(10月31日)
孫嘉琳さん、ディリレバさん、李岸潮さん、涂彬彬さん、ウインさん(ミャンマー)、王珂さん、余翔さん、闫博文さんが早朝から教室に集まり、机や椅子の運搬、装飾、展示物の準備などを行いました。前日の皆さんの努力と献身があったからこそ、当日を最高の形で迎えることができました。
◆ 第1日目(11月1日)
孫嘉琳さん、ディリレバさん、李岸潮さん、涂彬彬さん、ウインさん、王珂さん、余翔さん、闫博文さん、王佳琪さん、陳逸飛さんが朝から夕方まで活動を支えました。
また、王男瑞さん、于銘戈さん、張盧哲さん、卒業生の田博さんも特別に参加し、会場に大きな盛り上がりと温かさをもたらしてくれました。
◆ 第2日目(11月2日)
孫嘉琳さん、ディリレバさん、李岸潮さん、涂彬彬さん、ウインさんに加え、張盧哲さんと田博さんも継続して参加。疲れを見せず、最後まで笑顔でイベントをやり遂げました。
◆ 来場者数と会場の様子
2日間で約200名の来場があり、学生や教職員、本学の卒業生、地域住民、そして子ども連れの家族など、幅広い世代の方々にお越しいただきました。
初日は午前中から賑わいを見せ、午後には教室の出入口がいっぱいになるほどの盛況となり、2日目には前日に訪れた方が友人や家族を連れて再来場する姿も見られました。
教室(1201・1202)は常に笑い声と会話があふれ、留学生と来場者の間に自然な交流が生まれました。特に子どもたちは塗り絵や紙粘土作りに夢中になり、作品を手にした笑顔が印象的でした。書道体験では「福」などの漢字を書き、筆の使い方を学びながら中国文化への関心を深める姿が見られました。
中国語交流コーナーでは、「你好」「谢谢」などの簡単な会話練習を通して日中の言葉や文化の違いを体感する人が多く、世代を超えた言語交流の輪が広がりました。民族衣装展示では、来場者が実際にチャイナドレスや民族衣装を試着し、写真を撮って楽しむ姿が絶えず見られ、SNS上でも「留学生の展示が一番印象に残った」との声が寄せられました。
また、ステージ発表では民族舞踊と伝統衣装ファッションショーを披露し、立ち見を含め約50名以上が観覧。照明や音楽を組み合わせた華やかな演出は大きな拍手で迎えられ、「本格的な文化発表だった」「留学生の皆さんの努力が伝わった」と高い評価をいただきました。
全体を通じて、国籍や学部の垣根を越えた交流が生まれ、留学生と日本人学生の相互理解を深める貴重な機会となりました。来場者からは「毎年続けてほしい」「次は自分も参加したい」といった声も多く寄せられました。
ゲーム遊びコーナーも人気で、子どもから大人まで、ウノや風船作り、自由なお絵描きなどを楽しむ姿が見られました。
◆ 出展内容・担当者の感想
書道ブース(担当:趙博聞)
書道ブースでは、2日間を通して多くの日本の方々にお越しいただきました。
「福」の字をはじめ、中国の書道や漢字の意味、筆の使い方などを紹介しながら、皆さんが興味深く体験してくれたことがとても嬉しかったです。
書を通して、中国文化の奥深さや“福”に込められた願いを伝えることができ、とても充実した2日間になりました。
塗り絵・粘土体験(担当:ウインさん)
私は今年、桜科祭に初めて参加しました。塗り絵や紙粘土などの工作コーナーを担当しました。
最初は材料や配置の準備が大変でしたが、当日は子どもだけでなく保護者の方々も熱心に参加してくださり、楽しい会話もできました。とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
これからも文化的な作品や新しい塗り絵を工夫して、皆さんに紹介していきたいです。
中国語交流(担当:涂彬彬さん)
学園祭で中国語交流ブースを担当し、漢字(中国語)入りの小物を配って来場者と交流しました。
2日間で約150人が訪れ、中国文化が好きな人や少し知っている人、全く知らない人など、さまざまな方と話す中で、言語や文化の違いと共通点を改めて感じ、大変貴重な経験になりました。
チャイナドレス・ステージ企画(担当:孫嘉琳さん)
副会長としてステージ全体の企画と運営を担当しました。自作の古典舞踊を披露し、伝統衣装のファッションショーを企画。BGM編集、照明指示、司会原稿、衣装や髪飾りの準備などすべて自分で行い、多くの新しい経験を得ることができました。
模擬店では来場者に古装の着付けや髪型のアレンジを体験してもらい、中国の服飾文化の魅力を伝えることができました。準備は大変でしたが、達成感と充実感のある貴重な学園祭になりました。
民族衣装展示・チャイナドレス・ステージ企画(担当:ディリレバさん)
自分の民族衣装を紹介するブースを出展しました。来場者には衣装を実際に試着してもらい、写真撮影や文化紹介を行いました。
最初は少し緊張しましたが、多くの方が興味を持ってくれてとても嬉しかったです。自分の文化を通じて人々と交流でき、貴重な経験になりました。今後もこうした機会を通して、より多くの人に民族文化の魅力を伝えたいです。
黒板アート・チャイナドレス・ステージ企画(担当:李岸潮さん)
ハロウィンをテーマにした黒板アートを制作し、清朝の衣装を展示しました。多くの日本の方々が衣装を試着してくださり、とても嬉しかったです。異文化への関心の高さを実感できる場となりました。
◆ ご協力への感謝
2日間にわたり、国際交流センターの陳先生と梶谷先生には、準備や当日の運営まで常に温かいご支援とご指導をいただきました。先生方の支えがあったからこそ、安心して活動を進めることができました。
また、学長ご夫妻、桜科祭実行委員会、そして本学の多くの先生方・学生の皆さまから温かい励ましと高い評価をいただきました。
最後に、今回の成果は、すべて帝京科学大学桜科祭実行委員会の皆様による綿密なご計画や運営、そして温かいサポートのおかげで、このように盛大な学園祭を開催することができました。また、地域の皆様、学生の皆さん、先生方のご参加とご協力があってこそ、大学メンバー一人ひとりの努力と笑顔が輝いた結果だと思います。
帝京科学大学留学生学友会は、これからも留学生の声を届け、その魅力を発信する活動を続けてまいります。
今後とも、変わらぬご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
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帝京科学大学 留学生学友会
会長 趙博聞
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